クラウドファンディングの会社からお金の流れを変える会社へ より大きなインパクトを目指し、フォースタと歩む日々

2022-04-04
Executive Interview
クラウドファンディングの会社からお金の流れを変える会社へ より大きなインパクトを目指し、フォースタと歩む日々

社内カンパニーを経て、2016年9月に創業したフォースタートアップス株式会社。これまでスタートアップへの累計人材支援数約2,000名のうち、32.5%がハイレイヤー、幹部クラスの人材を紹介することで、日本の再成長を担う成長産業を支援してきました。入社後、キーマンとなった彼らが活躍し、爆発的な成長を成し遂げたチームは少なくありません。創業から5年余り経った現在、そのように支援した数々のチームが上場企業やユニコーン企業になっています。

 

今回、紹介するのはその一つ、クラウドファンディングサービスの先駆けとして知られるREADYFOR株式会社です。2011年にサービスをスタートし、2014年に会社を設立。

近年は「想いの乗ったお金の流れを増やす」をミッションに、クラウドファンディングの枠を超え、より多様な資金と想いを、資本主義の仕組みではお金が流れない場所へ届ける数々の事業を展開しています。あるタイミングで、社会により大きなインパクトを与えるには企業の成長が不可欠と覚悟を決めたREADYFOR。

そこからフォースタと共に歩んできたストーリーを紹介します。

 

READYFOR株式会社

 創業者 兼 代表取締役CEO

米良はるか氏

 

代表取締役COO

樋浦 直樹氏

 

フォースタートアップス株式会社 常務取締役

恒田有希子

シニアヒューマンキャピタリスト

村上 修一

病気をきっかけに覚悟を決めた米良はるかCEO米良CEOが覚悟を決めたストーリーに発奮。フォースタが絶対にREADYFORを勝たせると決意

ーー フォースタとの出会いを教えてください。

 

米良:2018年10月にグロービス・キャピタル・パートナーズなどから出資を受けて、パートナーの今野さん(グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナーの今野穣氏)に社外取締役になってもらいました。その少し前のタイミングで、今野さんが私や樋浦を見て、「すごくいいチームでいいサービスだと思うけど、より一層、会社のレベルを上げるには人材を厚くしていく必要がある」と言って、その場でフォースタさんを紹介してくれました。そこから何かと相談するようになり、本格的におつきあいが始まりました。

 

恒田:今野さんは、私にとっては監督みたいな方で、そのときのことはよく覚えています。今野さんからメッセージが来て、「君の心が洗われる会社を紹介するね」と。早速、お会いして私が惹かれたのは、米良さんが社会的インパクトを出すと覚悟した瞬間のストーリー。フォースタが絶対に勝たせないといけない会社だと、自分の中でとても発奮しました。

 

READYFORさんはクラウドファンディングの先駆けで、当時、すでに自分たちが幸せにやっていく分には十分な売上、利益が出ていました。でも、それだけでは社会は変わらないと判断し、大型の資金調達を決めた。その社会を変える覚悟に、私も一緒にやりたいと思いました。

 

というのも、起業家の中には、何か強烈な原体験があるというよりは、そこにマーケットがあって、どの程度の企業価値が見込めそうだからやると、コンサルタントのようなことをおっしゃる方もいるのです。「時価総額はこれくらい」などと言われると、それはもちろん大事なことですが、「ああ、この人を応援しても社会は変わらないかも」と思ってしまう自分もいて、心から応援できないと思ってしまうのです。志が聞きたいですね。

 

私たちは日々、月に何万通ものスカウトメールを手打ちで出すなど、相当に労働集約的な仕事をしています。ひたすらポスティングするような仕事ができるのは、心から応援している人がいるから。そのモチベーションがないと動けないので、フォースタでは「なぜその起業家の方を応援しなければならないか」にこだわりをもっています。米良さんのお話は、時価総額云々というのと対照的で心に響きました。


 

ーー その覚悟が決まったストーリーをお聞かせください。

 

米良:きっかけは2017年に私が闘病で会社を離れたことです。学生時代にREADYFORの前身となる投げ銭の仕組みをつくりました。その後、アメリカでクラウドファンディングを知って、インターネットの力を使っていろいろな人の挑戦を応援したいという思いで、2011年にサービスを立ち上げました。経営者になりたいとか、それこそ時価総額なんて眼中になく、資本主義のこともまったく知らずに始めたんですね。

 

幸いサービスは軌道に乗って、目標数字を意識するようになるのですが、一方で、組織に所属した経験もないままに起業したので、会社の仕組みもわからない。評価制度なんて論外で、「自分が評価されるって何事?」と思うほど、組織化することになぜか抵抗を覚える自分がいました。大学生起業家にありがちな罠に陥っていたのです。一方、樋浦は「会社やサービスを大きくするには仕組化しないとダメだ」と普通のことを言う。「いや、普通の会社じゃないから」と、今になって思うと不毛なバトルをしていました(笑)

 

でも、病気で半年間会社を離れることになりました。がんだったので死生観も生まれました。自分が死と向き合うことで「今まで自分がやってきたことをゼロにして、READYFORに戻らないとなったら、自分は何をやりたいか」ということをフラットに考える機会となりました。

 

経営者でいると、なかなか自分が何をしたいかということをフラットに考えることができません。自分を信じてくれる仲間、応援してくれる人がいて、そこから逃げ出すことはできないからです。でも、病気というやむを得ない状況で、初めてフラットに自分に向き合ったとき、自分のやりたいことは、社会の負を、今の社会状況によって本来あるべき姿になっていないような問題を解決することだと、改めて思ったのです。

 

そのとき、抗がん剤治療を受けていたのですが、私の病気は、10数年前に画期的なお薬ができたことで、寛解率が80~90%になっていました。なぜそのお薬ができたかというと、日本人に多い型だったから。最初、私の病気はその型か、あるいはもっと悪性度が高い型のほうかもしれないと言われました。この差はとてつもなく大きい。

 

もう一方のほうの薬の開発が進まない理由は、罹る人が少ないから。命の重みに差はないのに、人数が少ないとお金が流れない。それを知ったとき、それは資本主義である以上、当たり前だと理解はできるけれども、ここにも本当に重要なことがあるかもしれない。それをわかる人がお金を届けることで、技術革新やイノベーションが起こるのではないかと思いました。そして、「ああ、これこそがREADYFORがやっていることだ」と、自分の中で確信しました。

 

 

クラウドファンディングの会社からお金の流れを変える会社へ。資本主義ではなかなか解決しない課題に向き合い続ける決意。

 

米良:一方で、例えば100億円をクラウドファンディングだけで集めるのは難しい。けれど、そこにイノベーションの種や社会課題解決に向き合う取り組みや事業があるなら、もっとお金を多く流さないといけない。そう思ったとき、「クラウドファンディングの会社」ではなく、「お金の流れを変える会社」に変わらないといけないと決意しました。誰しもが時間に限りがあるなかで、自分はそのようなインパクトある会社にすることに時間を使いたいと決意しました。

 

その視座になってみると、子どもじみた抵抗をしている場合ではなく、組織をつくる必要性がわかりました。でも、私は元々、組織や仕組みをつくるのは得意ではないから、それが得意なパートナー樋浦に任せようと思い、戻ってから今もとてもスムーズにできています。

 

ーー 樋浦さんサイドのストーリーもお聞かせください。

 

樋浦:どこから話しましょうか。ちょうど4期のキックオフのタイミングで、米良が休みに入りました。4期に何をするか、話すのは米良の役目だったので、まず、その内容から考え直しました。

 

もちろん成長とか会社のビジョンとか、いろいろあるのですが、自分が責任者としてやりたいと思ったのは、誇りを持って人を誘える会社にすること。当時は50人ほどで、一定の規模になったものの、組織として大事にしたいことやルール、価値観などがセットできていなかったので、退職者も出ていました。事業としても、組織としても難しいタイミングでした。READYFOR自身が「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」と言いながら、社内の人はいろいろと我慢し、身を削りながら頑張っている。それはよくないと思ったので、具体的なやり方はわからないけれど、「とにかく誇りを持って人を誘える会社にしたい」と、みんなに宣言しました。

 

そこから、事業のこともそれ以外も、いろいろな勉強を始めました。僕は頭でっかちで(笑)、人のことがわからない。共感性がない。なので、人にはどのようなタイプがいるのか、というところから学びなおしました。それで気がついたのは、人は本当に違うということ。趣味や志向だけでなく、共通しているのは「人」であることだけで、ほかは全部違う、というくらいに違うとわかりました。それを根底として、それぞれの違いを生かした組織にすることがREADYFORのビジョンに沿っているし、そのような人たちだから社会を変えていけるのだと思い至りました。

 

そして、改めて制度設計、コミュニケーションをつくりたいと考え、米良が戻ってきたときに、そう話しました。それはメンバーのためでもあるけれど、何より米良と僕がいちばん違うから、これを強みとすべきだと思ったのです。お互いが違うとわかりあえたとき、強みを生かしあえる組織になる。そこからいろいろな取組をして、一人ひとりが違うことを前提に働けると同時に、ビジョン、ミッションには共感できているという組織になり、そのような組織を持続させるための採用基準もできました。

 

あのとき、米良は米良で「組織だよね、人がやっぱり大事だよね」と別人のように変わり、戻ってきたので驚きました。経路は違うけど、なぜか方向は一致した(笑)。 その後、フォースタさんと出会って、その思想に則って組織を拡大してきました。READYFORの今があるのは、本当に、フォースタさんがご紹介くださった方々のお蔭です。

 

米良:先ほど恒田さんが、心から応援したいと言ってくれましたが、私がREADYFORを始めたときは、みんなソシャゲの話しかしていませんでした。インターネット=ソシャゲのような空気。私たちは、せっかくやるならビジネスモデルにこだわるのではなく、「何をするのか」にこだわりたい。あくまでもビジネスは手段の一つと考えていました。

 

自分のやれること、自分がそれを通じて果たせる役割、それが別に小さくても大きくても、時価総額が高くても低くても、そこに誇りを持てる人がカッコイイと思うから、当時も今も、READYFORをやってきました。資本主義ではなかなか解決しない課題に向き合っている私からすると課題を見つけ、それに対して様々なアプローチで挑戦している人がカッコイイと言われる社会だといいなと思います。そのほうが楽しいと思いますし。

 

 

フォースタ経由の人材が重要ポジションで活躍。成長のエンジンに

 

ーー フォースタはREADYFORさんに対して、どのような方々のご縁をつないできましたか。

 

恒田:ボードメンバーでいうとCFO、VPoEに加えて、部長クラスが7名、グループマネージャークラスが2名。部長クラスはちょうど半分ですね。キーマンポジションから順にご支援したいと思っていたので、この3年半で実現できたかなと思います。

米良:まさにキーマンばかり。READYFORはほぼ、フォースタさんから紹介していただいた方たちで成り立っていますね。

 

村上:出会った当初、資金調達直前のタイミングで米良さんがおっしゃっていたのは、それまではビジョンに共感して集まったメンバーで構成されていたけれど、成長すると決意を固めたからには、それに加えてビジネス経験が豊富な人を入れていきたいと。そのお話を聞いて、会社の中核となるメンバーをご支援して、組閣しなくてはと思いました。米良さんも樋浦さんも組織に対する考えをしっかり持っているので、組織文化を壊さないように、どのような人を紹介すると事業成長させることが出来るかと意識しながら、今までやってきました。

ーー 皆さん、ご入社後はどのような役割を果たされていますか。

 

樋浦:VPoEの伊藤は、CTOの町野と一緒にエンジニアリング組織をつくってくれています。エンジニアのブランディングや採用、組織づくりをほぼゼロから。READYFORは、エンジニアであってもミッション、ビジョンを大事にする組織で、一方でエンジニアリングを極めたい人も大事。そのバランスをとりながら、READYFORの目指す世界をわかりつつ、いいエンジニアリング組織をつくることに取り組んでくれています。彼がいなかったらエンジニアリング組織はできていません。CFOの名和も同じ。彼がいなかったら、コーポレートの管理体制はできていなかったと思います。

 

米良:本当にそうです。いつも恒田さんには、ウチの内情をストレートに伝えていました。それは本当に恒田さんを信頼していて、正確にわかってもらったほうが、もっともふさわしい人を紹介してもらえると思うから。もし恒田さんに裏切られたら、会社が壊れてしまうかもしれません(笑)

 

恒田:今でこそスタートアップは、どこもPRがうまくなってきていて、キラキラして見えるようになりましたが、でもほとんどのスタートアップはやっぱり、怪我を抱えながら歩いているような状態です。「あれ、気づいていないみたいですけど、右手も折れていますよ」とか。

 

かといってそれを、「折れています!」と正直に外部に発信するわけにはいきません。社員が不安になるし、競合もいる。言えないことがあるのは、READYFORさんだけではありません。だからこそ、フォースタにいちばん痛いところを伝えて頂き、それを我々は自分の会社のことと受け止め、秘密を守って探す。この仕事の仕方は、フォースタだからこそできると自負しています。

 

米良:組織の話、人の話はどうしてもセンシティブなものがあります。でも、やらないといけないとき、そこを丁寧に、できる限り信頼できる方と確実に進めていけることはとても心強いです。そのような相手を早い段階で見つけられたことは、とても幸運だったと思います。

 

恒田さんと初めて会ったとき、「私たちが参画するのだから、それに値する会社ですよね」といった感じにジャッジされたことを覚えています。振り返ると、そのような覚悟を持って、本気で「この会社をやろう」と思ってくれていたのです。だから私も、とても重要な採用をしないといけないとき、すぐに恒田さんに電話をする今のような関係性になれたのだと思います。

 

社会の仕組みを変え、その先の未来をよきものに!

恒田:米良さんは本当に人たらしで、「今、動かなきゃ」と思わせるのです(笑) 

米良さんから「今、電話いいですか。3分いいですか」と来て、その3分で「このポジションを何とかしてください。今、社内がこのような状況なので、こういう人を探したいです」と、かなり具体的に言ってくれるので、こちらもついコミットメントさせられるというか。そのような、お互いに「一緒にやるからには本気で」という緊張感といい関係値がありますね。お会いしてきた起業家の中でも、抜群の人たらしなんです。米良さんにしかできないかも。

 

樋浦:社内でも、採用しようと決めたその夜には、米良が「恒田さんにはもう言ったから。電話したから、すぐに来ると思う」と言っています(笑)

 

 

フォースタは現状を率直に話すと、適切なアシストをしてくれる貴重な存在

ーー それだけの期待感があるということですね。実際、素敵な方々が入社してくれましたね。

 

米良:はい。本当に。素敵な方がたくさん入社してくれました。ほかの紹介会社さんも利用させていただいていますが、フォースタさんはやはり、弊社の会社のカルチャーをしっかり理解してくれています。

 

まず、スタートアップで働くというマインドがベースで、そこのフィルターをかなり高くかけているのですが、フォースタさんの場合は、私だけでなく弊社のメンバーを理解した上で、合っている方を紹介してくれます。どうしても「今のフェーズと違うよね」とか、「今お願いしたい仕事の感じとはちょっと違う」という理由でマッチしないことはありますが、カルチャーの点で違和感を覚えることは、まったくありません。 

採用担当者は、フィルターがかからない状態でたくさん紹介されると、その一次対応だけでもとても大変です。なので、本当に助かっています。

 

ーー 具体的にどのような方を、READYFORさんにお引き合わせしているのですか。

 

村上:利他的な発想をされる方といいますか、自分の成長より、誰かの幸せが楽しくて仕方がないという方を紹介しています。コンサルティングファーム出身で、ご入社されて今、事業部長で活躍されている中山さん・湊さんもそう。お二方とも、いわゆる世間でイメージされているコンサルタントっぽくありません。

 

僕らは、READYFORさんの組織を理解しており、READYFORさんのコア部分、「社会課題解決のためにスタートアップでやりたい」という方をお引き合わせようと意識しています。なので、フォースタ社内でも、通常はその会社の急成長感でヒューマンキャピタリストにインプットするのですが、READYFORさんの場合は、どのような課題を解決しているか、クラウドファンディングのリアルな活用事例を取り上げて、ストーリーをインプットしています。そのような伝え方をしているので、候補者の方も、課題感に共感してくださる利他的な方が自然と集まってきます。

 

樋浦:なるほど。今の話を聞いてすごいなと思ったのは、本当に、フォースタさんからご紹介いただく方は、僕らの基準をことごとく満たしていて、「どんな人がいてもいいし、そのなかでお互いを認めて働く」というマインドの方ばかり。

 

僕らは成長すると覚悟を決めたときから、ビジネス経験が豊富な方を採用しようとしていて、実際、素晴らしい経歴の方々がたくさん話を聞きに来てくれました。そのような方々の多くは、「マーケットはどうか」「どのくらい成長できそうか」といった質問をされます。一方、フォースタさん紹介の方は「READYFORはこのような組織に見えるが、どのような世界を目指しているのか」とか、「外から見るクラウドファンディングの市場はこうだが、この市場でREADYFORが掲げるビジョン、ミッションをどう実現していくのか」といった質問をされる方が多い。

 

この違いは、当初からフォースタさんとREADYFORでコミュニケーションをとり、いろいろな工夫をして候補者の方を集めてきたからだと思います。「フォースタさん紹介の方は違うね」と、当時から言っていましたが、今、村上さんの話をお聞きしてその裏側がわかりました。納得して、さすがだと思いました。

 

ーー 両社の絆がよくわかりました。改めてフォースタに対する思いをお聞かせください。

 

米良:「ヒューマンキャピタリスト」と名乗っている通りだと思います。シリーズAでグロービスさんに出資いただくと決めたとき、そのいちばんの理由は今野さんを信頼していたからでした。VCとスタートアップの関係は、共に進んでいく仲間でありながら、時に対立関係になるときもあります。だからこそ、大変なときもありのままに開示でき、背中を押してくれる人かどうかで選びたい。今野さんはまさにその通りで、大変なときもいいときも寄り添ってくれるので、本当に出資していただいてよかったと思っています。

 

その「人」版がフォースタ。しんどいことも伝え、その時々で適切なアシストをしてくれます。やはり、恒田さんも村上さんもヒューマンキャピタリストの人はみんな、起業家や経営者が辛いときに、最初に相談される相手を目指してやられていると思うのです。

フォースタさんが目指されている幹部採用、CXOクラスや部長クラスの方々の採用は、会社の今後の戦略、現状の体制を、そのまま共有できる関係性がないと厳しいですから。しかもスタートアップは組織の体制が変わりやすい。1カ月、2カ月で変わるところもあるでしょう。それらをこまめに共有して、「今、この役割の人が必要です」「わかりました」と言って動いてくれる。そのような関係の構築はなかなかできないので、我々は本当に、フォースタさんと共に歩めて良かったと思っています。

 

スタートアップ界隈でもお世辞ではなく、「やっぱり採用は、フォースタ以外いないよね」とみなさんおっしゃっています。スタートアップ企業は、みんな採用に困っていて「フォースタ、いいよね」と言うので、そう思っているのはきっと弊社だけではありません。むしろ弊社だけなら、みんなREADYFORに来てくれるのに(笑)

 

恒田:また、こうやって米良さんは人をたらす(笑)

 

米良:本当に皆さん、そうおっしゃいますよ。その満足度はすごい。今は、どこも資金調達が盛んで、フォースタさんが手伝う企業さんもどんどん増えていると思います。それに比例して供給サイドもついていかないといけないから、とても大変だろうと思うのですが、それでも質を下げることなく、本当にすごい方を紹介してくださる。フォースタさんはとても強い組織なのだと思っています。

 

恒田:実は、採用支援しているフォースタが今、いちばん採用に困っていますね。おっしゃるように資金調達が活況で、採用計画がどんどん上がっています。でも、クオリティーを落としてしまうと「フォースタっぽくない」となり、今までコツコツと築き上げてきたものが壊れてしまう。ではクオリティーを守ろうとなると、フォースタのメンバーを増やすしかないけれども、結構な重労働で、マインドもとても大事なので、なかなか増えない状況にあります。

 

米良:マインドセットが本当にすごいですからね。ヒューマンキャピタリストは皆さんスタートアップのことが大好き。家族でも友人でもない人に「大好き」って、なかなか思えないと思うのですが、そこはとても厳選されたメンバーが、すごい熱量でやられていますね。

 

 

新事業「遺贈寄付」展開中。

覚悟を決めたあのときに描いた構想が次々と現実に

 

ーー 今後の事業展望、フォースタへの期待もお願いします。

 

米良:私たちは、「クラウドファンディングの会社」から、「お金の流れを変革していく会社」になるためにいろいろな事業をスタートしています。例えば、フォースタさんから紹介いただいた湊は、遺贈寄付という事業をやっています。

 

私たちは寄付、補助金、助成金などのお金を、社会課題解決や研究など、今の資本主義ではなかなかお金が流れない領域に様々な形で流し、マッチングすることに挑戦していますが、その一つが「遺贈」。高齢社会の日本では、お一人さまが非常に増えています。そのような方々の財産は、通常は国庫に行きますが、遺言があれば社会的な活動をしている団体に譲渡(贈与)することができます。そこで、皆さんの話を聞くと、国に行くのではなく、こどもの教育とか、あるいは自分の家族が病気になったから、その研究をしているところに寄付したいとか、そのような意向を持つ方はたくさんいます。ただ、これまではそのような声が表に出て来なかったので、どこにお金を流したらいいかわからないのです。そこにREADYFORが、今までクラウドファンディングで培ってきた、日本中のソーシャルの活動や様々な活動に、うまくお金の流れをマッチングしていくというノウハウを活かして、今、「遺贈寄付のサポート」に取り組んでいます。

 

湊だけでなく、事業開発サイドは本当に、フォースタさんからの紹介メンバーで、頑張っている方たちが多いです。その方々がREADYFORの、このお金の流れの世界観をどんどん広げてくれています。私が病気から帰って、「こうしたい」と思った次のステップは、フォースタさんなしには描けていなかったと思います。

 

私たちは恐らく、これからも事業開発をどんどんやっていくので、この会社のゴールに共感でき、自分の力で社会を変えたいと思う方に、これからもどんどん加わってもらいたいし、きっとフォースタさんは、そのような方を紹介してくれると信じています。

 

恒田:READYFORさんは、ビジョンがとても大きい。クラウドファンディングからお金の流れを変える会社へと、先は長いですよね。この3年間、結構、頑張ってきたと思っていましたが、やはり実現したいことから逆算すると、まだまだ小さいフェーズです。フォースタも、READYFORさんの成長に置いていかれないように進化していかないといけません。我々も、社会を変える会社と対等に話せる会社であるために精進しなくてはと、今日改めて思いました。

 

村上:同感です。以前、弊社で実施した勉強会で、READYFORさんとフォースタは運命共同体だという話をされました。READYFORさんは挑戦者に対してお金の流れを支援して、挑戦者が活躍しやすい世の中をつくっている。片や我々は、日本の産業が前進するように活動しているので、同じ夢を共有していると思っています。これからも一緒に成長していきたいです。

 

樋浦:フォースタさんにご紹介いただいた方々のお陰もあり、今、READYFORはどんどん大きくなり、その先に、さらにいろいろなことを描ける状況になってきました。本当に、やりたいことがたくさんあって、でもそれをやるには人が必要で、僕らと同じ思いを持って挑戦する人を、これからもご紹介いただければと思います。

 

フォースタさんのことも、僕らはとても参考にさせてもらっています。つい最近もヒアリングをさせていただきました。フォースタさんは、スタートアップのエコシステムを創る人たちだと思っています。そして僕らは、まだ先ではあるけども、いずれソーシャルセクターと呼ばれるセクターや資本主義でお金が流れない領域のエコシステムを立ち上げたいので、そこでのふるまい方、ブランディングなどを学びたいのです。

 

フォースタさんはプライドやポリシーが一貫していて、今、スタートアップがキラキラしていると言われるようになったのは、間違いなくフォースタさんの貢献があると思います。READYFORも、挑戦すること、社会を変えていくことはカッコイイと思われる社会にしたい。その世界を僕らが下支えしたいと思っています。

 

 

100年後に名を残そう!社会の仕組みを変え、その先の未来を変化させるREADYFOR

 

ーー 最後に御社の採用について、ポリシーや伝えたいことがあればお願いします。

 

米良:私たちがやりたいことは、社会の仕組みを変え、それにより未来の社会を変化させること。これから入る人とも一緒に、100年後、1000年後の教科書にみんなの名前が刻まれるような仕事をしたいと思ってやっています。その船に一緒に乗りたいと思ってくれる人には、すごく楽しい場所だと思います。逆に短期でお金を楽しく儲けたいとか、それこそ時価総額を最大化したいという人は、ほかにいろいろな選択肢があります。

 

世の中の課題や問題に当事者意識を持って、それをどう解決すれば世の中が変わるかと真剣に考えつつ、その実現は、資本主義のゲームに則ったほうがインパクトある形になるので、当然、私たちは会社をどんどん成長させる決意です。そうしてインパクトを最大化することで世の中が変わり、自分たちにも利がある。そのような状況を、私たちは目指していきたいので、その両輪を信じて実現したいと思える人に、仲間になってほしいと思います。

 

READYFORは、本当に能力の高いメンバーが集まっています。自分でも、どうしてこんなに優秀な方が来てくれるのかと思うほど。それは多分、課題の難易度が高いからだと思います。だから、優秀な人、ユニークな人が来て、飽きずに取り組んでいるのだろうと。READYFOR内でもいろいろな挑戦ができるし、その挑戦を通じて世の中がよくなっている実感も持てると思うので、ぜひ、新しい課題に挑戦したい人にも来てほしいです。

 

村上:ありがとうございます。READYFORさんとフォースタは同志だと思っているので、これからも一緒に挑戦し、世の中をよい方向に変えていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

取材のご協力:READYFOR株式会社
https://corp.readyfor.jp/



インタビュー/撮影:山田雅子・塩川雅也

 

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