【STARTUP DB 調査報告】国内CVCの投資件数は5年間で306%増!その理由とは?

2022-06-07
【STARTUP DB 調査報告】国内CVCの投資件数は5年間で306%増!その理由とは?

CVC増加の舞台裏に迫る当社資本業務提携支援チームによるインタビューレポート「CVC CASE STUDY #1」を公開。

成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水雄一郎 以下、フォースタートアップス)は、当社サービスである『STARTUP DB (スタートアップデータベース)』において当社資本業務提携支援チームによるCVCインタビューレポート「CVC CASE STUDY #1」を公開いたしました。

当社では大企業とスタートアップの連携によるイノベーション創出の推進を目的として、当社の資金調達支援チームが関わった代表的な取り組みを取材し、レポートとして公開しております。本レポートでは、株式会社商船三井による100%出資のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)株式会社MOL PLUS(エムオーエル・プラス、以下、MOL PLUS社)にインタビューを実施いたしました。CVC設立の経緯や大企業がスタートアップとの取り組みを進める上でのポイントをまとめた本レポートは、以下のリンクから無料でダウンロードいただけます。

URL:https://lp.startup-db.com/resources/cvc-case-study-1

国内CVCにおける投資件数は、5年間で118社から361社と306%成長

※データ出元:STARTUP DB(2022年6月3日現在)

近年、日本国内においてCVC(※1)のスタートアップ投資が増加しています。上図は、国内CVCの投資件数の年間推移を表しています。CVCからの投資件数は2017年から2021年の過去5年間で118件から361件に増加し、306%成長しました。経済産業省においても、令和2年度税制改正において、国内の事業会社またはその国内CVCが、スタートアップ企業とのオープンイノベーションに向け、スタートアップ企業の新規発行株式を一定額以上取得する場合、その株式の取得価額の25%が所得控除される「オープンイノベーション促進税制」を創設(※2)。政府や省庁の政策としても注目されています。

・CVCの立ち上げが増加している理由

近年、顧客ニーズが多様化する中でプロダクトライフサイクルが短い傾向にあるため、企業が自社のみのリソースで新たなサービスやプロダクトをつくり、提供するスピード感では市況観に間に合わない状況に陥りやすいと考えられます。スタートアップなどと外部連携をすることで、生産性の向上のほか、専門的な知見の共有、新たなビジネス創出も可能となるため、CVCの立ち上げが増加していると予想しております。

外部との連携において、M&Aやジョイントベンチャー、資本業務提携、業務提携などの複数の類型があり、それらの数も全体的に増加している状況です。中でもM&A件数は2017年度から2021年の過去5年間で68件から213件と増加し、313%成長(※3)。資本業務提携においては、同期間中に84件から343件と408%の成長を遂げました(※4)。

こうした状況下で、CVCを通した出資件数も同様に増加傾向にあり、大企業の投資予算枠は合計6,000億円(※5)を超えています。出資を通してスタートアップなどとの外部連携の体制を構築したい企業がより増加する見通しです。

【参考】

(※1)CVCは大企業のコーポレートベンチャーキャピタルを指します。

(※2)経済産業省「オープンイノベーション促進税制」より

(※3)データ出元:『STARTUP DB』(2022年6月6日現在)。M&Aの対象は買収or合併が対象。

(※4)データ出元:『STARTUP DB』(2022年6月6日現在)。公開情報で資本業務提携と記載がある場合のみが対象。

(※5)「大企業ベンチャー投資枠6000億円、VCの倍 味の素など 日経調査」より

・個別レポート作成の背景

この度、大企業とスタートアップの連携によるイノベーション創出の推進を目的として、当社の資金調達支援チームが関わった代表的な取り組みを取材し、レポートとして公開しております。

より詳細なCVC立ち上げにおけるニーズやその特性を明らかにするため、資本業務提携支援チームでは、昨年度にCVCとして設立されたMOL PLUS社にインタビューを実施し、レポートを作成いたしました。​​個別の事例からより深い背景や課題感を明らかにし、レポートとして発信することで、マーケットにおけるCVCの在り方を紐解いています。

・本レポートについて

タイトル:STARTUP DB "[CVC CASE STUDY #1 株式会社MOL PLUS] スタートアップマーケットにジョインした海運の雄。CVCで目指す新たな価値創造とは”

目次

1.  世界の物流インフラ・海運業の行先を見据え、CVCを立ち上げ

2. 相乗効果を生み出すために求められる、事業会社の目的から考える座組みとは

3. 海運業を再定義。結果を出すために必要な求心力と遠心力

4. 『STARTUP DB』のご紹介

5. 資本業務提携支援サービスのご紹介

▼レポートは以下のリンクから無料でダウンロードいただけます。

https://lp.startup-db.com/resources/cvc-case-study-1

【STARTUP DB(スタートアップデータベース)について】

国内最大級の成長産業領域に特化した情報プラットフォームです。企業データベースは、13,000社以上の日本のベンチャー・スタートアップ企業の情報を保有するとともに、起業家・投資家、エコシステムビルダーの方々累計100名以上のインタビューコンテンツをリリースしています。2019年6月24日より、英語版リリース。また、世界最大級のベンチャー企業データベース「Crunchbase」とデータ連携し、日本企業の情報を海外のプロフェッショナルに届けることで、国内の成長産業領域市場の発展に貢献しています。

https://startup-db.com/

【資本業務提携サービスについて】

事業会社やCVCの出資ニーズをもとに、スタートアップ企業に最適な資本業務提携候補をご紹介することで、成長戦略の実現を支援するサービスです。当サービスでは、国内外200社以上の事業会社やCVCと情報連携をすることで、出資注力領域や出資可能金額、出資検討期間などの出資ニーズを集約しています。スタートアップの資金調達目的やスケジュールに沿った調達可能性がある企業との商談を実現します。

https://acceleration.startup-db.com/funding-corporate

【フォースタートアップス株式会社 概要】

社名:フォースタートアップス株式会社

代表者:代表取締役社長 志水 雄一郎

設立:2016年9月1日

事業内容:成長産業支援事業

所在地:東京都港区六本⽊1-6-1 泉ガーデンタワー36F

https://forstartups.com/

フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ 」というミッションを掲げ、「for Startups」というビジョンのもと、インターネット/IoTセクターをはじめ、ディープテック等リアルビジネス領域も含めた起業支援と転職支援を中核とした成長産業支援事業を推進。国内有⼒ベンチャーキャピタルと連携したスタートアップ・ベンチャー企業への戦略的資⾦⽀援や、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」の運用、及び、大企業や行政との共創モデルによる産業エコシステム強化にも取り組んでいます。今後もミッション・ビジョンとともに、日本の成長・発展に貢献してまいります。

【本件に関する取材等のお問い合わせ】

フォースタートアップス株式会社 PR担当:宮本・石橋

[TEL:(代表)03-6893-0650 / FAX:03-6893-0651 / MAIL:pr@forstartups.com]

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