成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水雄一郎 以下、フォースタートアップス)は、継続的に国内スタートアップ動向に関する調査を行い、当社サービスである「STARTUP DB (スタートアップデータベース)」に調査結果を公開しています。今回は、2021年7月1日時点での国内スタートアップ評価額ランキングを発表いたします。
今月は、SmartHRが新たな資金調達情報を公表しました。同社は2021年6月、Light Street Capitalをリード投資家に、既存株主・新規投資家を引受先とした第三者割当増資と新株予約権付社債による約156億円のシリーズD資金調達を実施。人事・労務分野の業務効率化とデータ活用、採用強化、マーケティング活動への継続した投資に注力していく方針です。先月、すでに登記簿から今回の調達が確認できたものの、その詳細は明らかになっていませんでした。今月は、公表情報と登記簿の差分をさらに計上し、同社の累計資金調達金額は243億円に達しました。また、登記簿からスマートニュースの142億円の新たな調達が確認できたほか、ネットプロテクションズホールディングスが10億円の資金調達を発表。ネットプロテクションズホールディングスは、シンガポールの投資運用会社Pavilion Capitalを引受先とする約10億円の第三者割当増資を実施し、既存株式の譲渡を行いました。今後、東南アジア領域への進出も視野に入れ、事業拡大に向けたプロモーション活動の強化や新規機能開発等に注力していく予定です。また、今回の調達により、同社の累計資金調達金額は100億円を突破しています。これにより、ランクイン企業のうち、累計資金調達金額が100億円を超える企業数は11社となりました。ispaceは、りそな銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、日本政策金融公庫より総額19億5,000万円の新規資金調達を実施。本資金は、2022年に実施予定であるMission1で使用するランダー(月着陸船)の実機開発のためのバックアップ資金、2023年に実施予定のMission2で使用するランダーへの先行開発投資、およびMission3以降のランダーのサイズアップを見据えた先行開発投資に活用していく方針です。