技術が良き未来を創る。転職から2年半、皆の挑戦を後押しすることで世界を変えていく!

2020-07-20
技術が良き未来を創る。転職から2年半、皆の挑戦を後押しすることで世界を変えていく!

村上修一(Murakami Shuichi)は、株式会社クラウドワークスからfor Startupsに転職してきて2年半。前職でも成果をあげていたが、for Startupsでも、入社10カ月でシニアに昇格するなど大活躍。なくてはならない存在になっている。この間に会社は上場も迎えたが村上は、「ただの通過点。これからどれだけ価値提供できるかのほうが重要」と冷静だ。目指す世界に向けて真っ直ぐに歩んできた2年半の軌跡を紹介する。

浮足立っていた入社時。自分のタレントの確立に努め、成果をあげてきた2年半

「入社当初は浮足立っていました」と、村上は笑いながら2年半前を振り返る。有名な起業家やベンチャーキャピタリストと普通に会って話せる環境。見るもの聞くものすべてに興奮した。しかし次第に、彼らの話に刺激を受けるほど自分との差異も痛感した。彼らと対等に話せるように情報収集に努め、同時に自分のタレント確立も意識した。

強みを発揮できる領域として、村上はAIとエンジニア支援の2つに注目。以後、村上は、この2軸の掛け算による強みを持つヒューマンキャピタリストとしてタレントを確立し、成果をあげてきた。AI領域では、一例を挙げると、とある会社(以後、A社)の支援に力を入れ、50名強だったA社が、2年余りで200名規模の会社に成長した。もちろん村上一人で、for Startups1社で成し遂げたことではないが、村上を中心とするfor Startupsのチームが、大きな力となったことは確かだ。

「AI領域の優れた技術を持っている会社で、50名規模の頃は、仮説検証を重ねながら、コンサルティング事業を中心としていたフェーズでした。今ではプロダクトを展開し、掛け算式に会社が伸びるフェーズに入っています」。その変革期に立ち会い、これからの飛躍にも寄り添っていく。「まさにこれが、ヒューマンキャピタリストのやりがいです」。村上は言う。A社のような会社は、ほかにも数多くある。

もう一つの軸であるエンジニア支援では、専門のエンジニアプロデュースチームの立ち上げに参画。以後、企業側とのコミュニケーションを密にし、組織状況や開発状況、未来戦略を聞き、現状とのギャップを埋めるために必要な人材の分析、提案に努めてきた。結果、CTO、VPoE、役員クラスなどの要職の人材を多く支援。入社後の彼らと共に組織づくりにも取り組み、多くの会社の成長に貢献している。

スタートアップを選択することが当たり前の世界へ。入社時からの変わらぬ思い

なぜ活動するのか。それは「スタートアップを選択することが当たり前になる世界」を実現するため。入社当初から変わらずに思っていることだ。村上は今、少しずつ目指す世界に近づいていることを感じている。「メルカリが上場し、その経済合理性を見て、自分もスタートアップで成功したいという機運が出てきたのは確かだと思います。お金だけではありません。少し前は、多くのエンジニアがソーシャルゲーム領域に行きましたが、それが一回転して、世の中に別の価値を提供したいと考える人も増え始めた。技術面でも、Webで誰もが新しい技術の知識を得られるようになった今、実際にそれに挑戦したいと、メーカーなどの研究開発者がスタートアップを目指すケースもあります」。

そして、コロナ禍をきっかけとした急激なデジタルトランスフォーメーションが起こっている今、村上は引き続きAI領域には着目しつつ、次に来る波を冷静に探している。「仕事の時間が大きく変わるのではないか」と、村上は予測する。「2010年にiPhoneが流通し、これまでは、SNSやECなど、特に余暇コンテンツのデジタル化が進んだ10年間でした。1日をざっくり分けると、睡眠、余暇、仕事で8時間ずつ。このうち仕事部分のデジタル化は、まだほとんど進んでいません。デジタル化の一つがSaaSですが、これは業務効率化、つまりマイナスをゼロにするもの。次はゼロから1、1から10へと、いかにテクノロジーを使ってストレッチするか、という動きが出てくると思います」。

1から10とは、例えば電子化されたデータを、この膨大な業務上の知見を活用して新しい価値を生み出すようなイメージだ。スタートアップ企業にとってはチャンスだろう。村上は言う。「大企業がデータを使って何かをしようとすると、以前なら大手SIerに頼んだでしょう。でも、例えばAIなど特定の領域に強く、スピード感を持って対応できるのはスタートアップです。スピーディーに1から10にストレッチしたいというとき、強さが際立ってくると思います」。

スタートアップが選ばれる世の中に。働く側も、自分自身の価値を上げるためにスタートアップを選ぶ。村上は、そんな世界が来つつあるように感じている。

壁にぶつかる経験も力に。変化への適応の重要性を再確認。

このように成果をあげ、手応えを感じてきた村上だが、そこには大小様々な壁があった。まさに今も壁にぶつかり中だという。先述のA社の経営者と話していたときのこと。「課題を共有し、要職を含む多くの人材を支援し、僕はそれまで、A社の成長にある程度貢献できているという自負がありました。ところが、経営者の方は、思ったほどに価値を感じてくれていない。視座が高く、もっと上を目指しているので、我々の働きもまだ十分ではないということなのでしょう。高いハードルは、それだけ期待してもらっているということ。ありがたくも感じました。A社に限らず、企業との課題共有にもっと努めなくてはいけません」。村上は言う。

20人、50人、100人、300人と規模が変われば、経営者の課題も変わる。スタートアップ界隈の変化はとてつもなく速い。企業のステージや社会情勢、技術の進化などで刻々と変わる課題を的確にとらえ、解決していかなければいけない。「軸足を固定してやっていると変化に対応できなくなる」と、村上は自分を戒める。

対個人も同じだ。人材紹介サービスのなかには、専用のアプリを使い、履歴で判断して自動的に求人情報が送られてくるスタイルもある。村上は、効率化は望ましい一方で、いち早く変化をとらえて判断軸を示す「人が介在する価値」も重要と考える。for Startupsが、村上が介在するからには、「求人機会の有無だけではなく、この不確実性の高い世の中で、どのような考えを持ってどのような市場に行くべきか。その理由は何か―という情報が必要なはずです。我々は、判断を促せる羅針盤でなければいけない」。そう思っている。

だから、企業とも個人とも真剣に向き合い、いち早く変化を察知する。愚直に、真摯に自分の介在価値を追求するのみだ。

今のテーマは「世界をどう変えていくか」。技術が良き未来を創ると信じて活動中

このコロナ禍、村上は、むしろ忙しいという。なぜなら皆が情報を求めているから。企業側も情勢を見ながら動きを変えている。それをキャッチし、示す。それが羅針盤である村上のやるべきことだ。一方で、コロナ禍だろうと、他の何事かが起ころうとも、目指す世界は変わらない。スタートアップを当たり前に選択する世界。ただし、入社時と違い、今はその先の「それによって、世界をどう変えるか」までを考えるようになった。

「技術がより良き未来を創ると確信しています」と村上は言う。

「そのためには機械で最適化し、人間が改善する形で、機械と人間が共存する必要があります。それを得意な人だけがやるのではなく、すべての人が扱えるように、いかにハードルを下げるか。それが共存、実装ということだと思います。テクノロジーが生活の一様式として定着すれば、時間に余裕ができ、人はもっと挑戦する。すると人の成長が加速し、僕らの子や孫の代の世界が良くなる。そんな世界を創るために頑張っているチームを探して、応援したいです」。

そんな世界を実現する力となるのが、エンジニア達だ。GAFAや中国のIT企業の台頭が象徴するように、確かに海外のエンジニアは優秀だ。「でも日本も負けていない」と村上。「悲しいことに、日本のエンジニアは『コスパがいい』と言われてしまう。相対的に年収が低いからですが、それは、起業家にビジネスサイドの人が多いから。海外では、エンジニアが起業やスタートアップに参画し、巨万の富を得る例が珍しくありません。だから人々はエンジニアを目指す。日本もそうなりたいし、そのポテンシャルはあるはずです」。これは世のエンジニアへのメッセージでもある。

実際、有望なスタートアップがひしめき、社会が変わり、挑戦の場は確実に増えている。変化に対応でき、スピードについていける人なら活躍できる。技術を武器に挑戦し、成功を手にできるチャンスがある。自分がその挑戦を後押しできれば、確実に世界が変わる。彼は、そう強く信じている。

そして、本日全体MTGで村上のグループマネージャー昇進が発表された。さらなる飛躍は社内でも期待されている。「熱く静かな闘志村上」の今後が楽しみだ。

村上 修一 プロフィール

シニアヒューマンキャピタリスト
フォースタートアップス株式会社 タレントエージェンシー本部

早稲田大学卒業後、マザーズ上場のクラウドソーシング企業に入社。ビジネスディベロップメント事業部にて、大手企業へのBPO体制構築のソリューション営業に従事。その後、新規事業立ち上げメンバーとして、CxOクラスフリーランス人材紹介事業立ち上げに従事し、半年で300名近くのCxOクラスタレントとコンタクト。事業を作る根幹が人であることを実感し、Startupsが日本を牽引する世界を実現するために、フォースタートアップス株式会社へ参画。

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